応援隊長さんへの御返事

2015年5月2日

乃里絵さんと一緒に曲を作ると決めた時から実現したいテーマがありました。あさ美さんのブログにも書かれていた、アイリッシュハープのペーター君を使って曲を仕上げる事。実は乃里絵さんのリードヴォーカル曲の薄紅の花や木洩れ日の人といった曲はハープの旋律を意識していました。レコーディングの都合上バッキング音源はデジタルの打ち込みでしたが、やはりいつかは生ハープを使ってレコーディングしたいものだと考えていました。やっと念願叶うわけですが悩みます。まずハープの音響特性が…マイクがどのように拾ってくれるのか、と言う音の位相が全く掴めない、当然のことながら弦楽器は弦の振動により音を出します。ギターの場合の生鳴りはボディーでの反響音ってものだったりしますからマイクもボディーのホールを狙ってのセッティングを中心に考えれば空気感含めて大丈夫でしょうか。ところがハープの形状を考えると…爪弾いた弦の振動がどのように耳に伝わるのか?周辺の空気をどのように揺するのか?想像がつかないドキドキ感があります。空気の流れの音を録音する…そんなチャレンジでしょうか?多分狙って録ることは出来ないでしょう、偶然の奇
跡の一瞬との素敵な出会いがあるか無いか…音楽の神様が舞い降りてくれれば成功です。だからハープってマーメイドや天使が弾く楽器なのでしょうか。とにかく楽しみです。


新スタイル

2015年5月1日

毎年のことながらゴールデンウィークだのゴールデンウィークだのと騒いでる世間とは関係無く仕事に励んでおります。休みらしい休み…と言うか休日も普段とあまり変わらない過ごし方で、楽器練習したり、曲やフレーズ作りに集中する時間が増えるかなって感じですかね。まとまった休みに出かけるのも混雑等でままならないから家族サービスもあまりしていなくて反省しきりです。今回はこの二、三日の休日を利用して数曲仕上げようと計画しています。十年くらい前にモチーフを書いて未だに完成していない数曲…これを完成させようと思っているんです。現在あさ美さんがデモの仕上げまでをしてくれていて、かなりバリエーションに富んだ数曲が出来上がりました。中でも「神様の涙」ってタイトルの曲が絶品!スタンダードなジャズに仕上がってます。ノンジャンルのメテオリットですが、さすがにジャズスタイルは無いだろう(笑)。シンガーソングライターでこうしたスタイルでメロディーライン組み立てる事が出来る人もあまり聞いた事がありません。もう一曲はまだタイトルが付いていませんが昭和五十年代の歌謡曲…そんな感じです。イメージ的には柏原
芳江さんのハローグッバイとかロスインディオス&シルビア…わ〜っかれぇ〜てもぉ〜すきぃ〜なぁ〜ひぃぃとおぉ〜 って感じですかね。新しいのに懐かしい…歌が日常あちこちで口ずさまれていた1980 1990年代に思いをはせる。そんな曲になると良いです。あとはハープ対策ですか。これがちょいとばかり厄介で(笑)…何故かは次回書きます。


さらなるたかいところをめざして

2015年4月30日

アーティストさんが自分が納得するまで唄い込んでレコーディングします。完璧なヴォーカルで最高の歌をレコーディングします。シンガーとしては最高な仕事をするわけです。しかしその後トラックダウン、ミックスと言った作業を経てマスタリングまでの工程を経て音源完成となるわけです。ミックスやマスタリングも外注に出してうっかりしてると「あれっ!…こんなはずじゃ…?」みたいになる事も(笑)。アーティストにせよプロデュース側にせよ納得するまで徹底的に…な〜んてやってると何百回と唄い直したりミックスやり直したりして(笑)。いつまで経っても決まらないのでは時間と金がかかって堪らないです。儲かるのはスタジオオーナーとエンジニアだけ(笑)ってのはいただけません。手を抜くとか中途半端に終了するわけでは無く、どこかで妥協点が必要なわけです。先に書いたようにうっかりすると際限無くなってしまうので予めテーマとするポイントを決めておいて「今回はこの部分を重点的にチェックして仕上げましょう」最近はそうする事にしました。仕上がりを決めるポイントは、ある意味自己満足なのかもしれません
。特にNanohanAの場合、ポイントが心を伝える…だったり、聴いてる人が笑顔になる…だったりしますからね。結局は行き着くのは完全に自分の耳頼り、アーティストとプロデュース側との信頼関係となりましょうか。もちろん作品毎に技術的な部分が向上していますから双方の要求はどんどん上がってきています。今回は最高のモノが出来たから…次はこれ以上の作品は作れないだろうな…精魂込める程その思いは強くなるのです。毎月のラジオにあわせて新曲を作っていく。そんな重圧に押し潰される事なく今日も次作に取り組んでいます。こうなりゃどこまで行けるか?やってやりましょうね。


納得するまで…

2015年4月28日

常に出来る限り最高の音源を仕上げる事。それを目指していますが、これぞ完璧!ってモノばかりでないのが現実です、そもそも完璧な音源って何だろう?って話なんですけどね。デジタル録音ならばゲームセンターのプリクラ写真のようにヴォーカルを自由自在に加工編集することは可能です。でもそれをしちゃうと綺麗な耳触りの良いものにはなるけど心が削られてしまう気がするんだよね。気のせいだけかも知れないし、綺麗に仕上がるならば良いって人もいるけどやっぱりアナログの部分は残したいなぁ。聴く人の気持ちはデジタルじゃないから。普通に出来上がったものはYouTubeに発表してみようかな?って思います。少しレベル高いじゃんってものならばラジオで流そうかな?って考えます。NanohanAの最近の作品に関して言えば乃里絵さんのヴォーカルスキルが格段に上達してきていて作品のレベルが上がってきました。発声やらハーモニーやらの学術論や技術論うんぬんでのレベル向上ではありません。聴いて欲しいと言う心で歌を構築しているから…上手く表現できないけどそう思います。4/27の、あさ美さんのブログに興味深い事が書いてあります
ね。それに関して僕も書きたいのですが長くなりそうなので、それは次回にします。


ロック爺さん in the Train

2015年4月27日

電車で隣りになった爺さん、耳に付けてるもの、補聴器かと思ったらなんとiPodじゃないですか!音が微妙に洩れて聞こえてまいります。「うるせえじじいだ。」若干むかつきながらもストレスたまるから腹立てないようにしていました。しばらく我慢していたのですが突然我慢やイライラが一切消えて無くなってしまいました。自慢にもならないんだけど僕は聴力が異常に良い(笑)のでテレビやラジオの音はかなり絞っても大丈夫です。だから先に書いた通りヘッドフォンやイヤフォンからの微妙な洩れ音がキッチリ聞き取れてしまったりするのです。隣りの爺さんのイヤーフォンから洩れてきたその曲、ドラムのビート、ギターのリフ…えっ!?コミュニケーションブレイクダウン!明らかにレッドツェッペリンじゃあないですか!?こうなると人間って自分勝手なものでほんの数分前まで親のかたきの如く憎悪してた爺さんが愛情表現するべき対象に変化してまいります(笑)。おい!爺さん次の曲は何だい?おっ!意表を付いてハートブレイカーかい…やるねぇ!ナイスなセンスだぜ爺さん。ブラックドッグを経由してゴナリーヴユー。こうなると聞き
耳たてて集中です。もはや洩れてくる音ではありません(笑)…はっきりと音像として捉えることが出来るのです。Thank you を経由してユーショックミー、そしてホールロッタラブになった頃には見ず知らずの爺さんが学生時代からのマブダチみたいな感覚を覚え完全フレンドリー状態です。こうした些細な事で人はハッピーになり他人に優しくなれるのです。