たびたび書いてはおりますが…

2015年7月29日

アーティストさんが良くブログで書いたりツィッターなんぞで呟いてる「思いを届ける」「応援してくださる方への恩返し」ってやつ。皆さん良く目にするでしょう。感謝の気持ちを表しておくのって、とても素敵な事でいつも口に出す事を心掛けてると良いですよね。でも、こんな事言う大抵の奴等は後ろ足で泥かけて行くみたいな事ばかりでつくづく嫌になります。そんな奴が書いた「共に苦労を重ねて下さった方に感謝の気持ちを」みたいな綺麗な文章を読むと苦笑してしまいます(笑)。アーティストさんをサポートする側は必死ですよ。生活だってかかってるしね。そもそも自分自身精一杯の奴が他人の事考えられる訳無いでしょう(笑)。アーティストさんのひたむきさ、一生懸命さ、純粋さ…何より人間的魅力に引きつけられてはじめて動けるわけです。それで自らの経験からレッスンしたりライブやレコーディングをサポートする、その中でそのアーティストの可能性を見極めたり感じたりした時に資金的な部分含める投資的なサポートを申し出たりスポンサーに協力を申し出たりすることが始まるわけです。それがプロの現場ですよ。成功するアーテ
ィストを一つ出せばそれまでの苦労が実ります。そんな気構えでやっているから明らかに中途半端だったり安易に制作されたような音源を出してる奴がいると悔しくなります。徹底的に歌い込んで作り込んだ作品を配信する。信じた人、信頼してくれた相手に恩返しするって、そんな事なんじゃないかな?。


新曲についてもう少し語らせてください

2015年7月28日

発表を待つ新曲に「紅つむぎ」と仮タイトルを付けた曲があります。今回初めて乃里絵さんの作詞、作曲、アレンジの曲となります。ブログにもある通りNanohanAとしては乃里絵さんは主に作詞が中心で、その独特の世界観の詞にあさ美さんや僕が曲を付けて仮歌段階まで仕上げて乃里絵さんにリターンして練習や歌メロを仕上げてレコーディング…そんな流れでした。今回は実際に一緒に彼女の作る歌メロにあわせてコード進行をおさえてバッキングを構築していきました。乃里絵さんがずーっと目の当たりにしていた『あさ美方式』の作曲方法です。もちろんプロデューサーの立場として(笑)聴いていて無理の無い流れになるように僕もチェックしていました。正直なところ作曲家、シンガーとしてのキャリアを比較したらあさ美さんと乃里絵さんでは大人と子供の開きがあるわけだし、実際に作品の中でも乃里絵さんは「あさ美さぁ〜ん!お願いします」的な師弟関係があるわけです。しかし今回の「紅つむぎ」…凄まじい出来上がりです。乃里絵さんメインの中で…いや、NanohanAの曲として考えても代表曲、ベスト5に入れて間違ない曲になってます。勝
ち負け付けるわけじゃないけど、初めて乃里絵があさ美を超えたかもしれない曲!思わず、そんな声をあげてしまいました…「乃里絵ちゃんすごいよ、この曲」聴き終わって放心状態のあさ美さん…しかしあさ美さんも凄い!さっそく新曲に取り掛かっています。そして出来上がったのが「勇気の花」…追い抜かれた後続車をギアひとつあげて更にアクセルふかして引き離しにかかる…そんな迫力を感じます。九月になるかか十月になるか?発表をお待ちくださいね。この曲バトルを是非あなたの耳で堪能してください。


アーティストの自覚とプロデューサーの覚悟

2015年7月27日

毎日が暑い!と皆さん嘆いておりますがアウトドア、紫外線、太陽大好きな僕は毎日が楽しくてたまりません。寒いのは耐えられないけど暑さは平気です。そんな気候の中、配信に向けてNanohanAは先日新曲のレコーディングや九月のラジオ収録のミーティングをおこないました。精神的な部分でアーティストとしての意識、自覚がとても大きくなってきたと実感しました。まず一曲をとても大切にするようになりました。今まで雑な扱いだったと言うわけではありません。より一層曲への思いを強く持って、曲を作り、聴いて頂く誰かに届ける事の重さを考えるようになったのだと思います。たった一小節の歌い回しに「さっきの部分納得いかないから歌い直したい…」今までこちらが指定していたNGを自分達で確認し合って曲を修整していきます。したがってOKとする妥協点も、かなり高くなりました。しっかりと自分達の方向性を見据えているからこそきちんと形に出来るわけです。一曲の中での起承転結をヴォーカルの表現で作っていくこと…今までは敢えて荒っぽさや拙さを狙ってレコーディングした曲もありますが現在新曲としてNanohanA自身が取り組んでいる
曲は、かなり細部までこだわって繊細さをテーマに作り込まれるようになってます。タイトルを先にお知らせしてしまうと「紅つむぎ」「GLBT」「勇気の花」これらの新曲は「僕らのミルキーウェイ」「ライン」「ばぱのうた」「ままのうた」といった曲に匹敵する…いや!それら全てを凌駕する作品になりました…新曲を発表する時には「それが代表曲となる」常にその気構えでいます。「気候もだけどNanohanAの新曲も激アツだよ」夏の暑さを吹き飛ばす勢い。そう言われるように頑張っていきます。


駅に佇んでいると

2015年7月25日

京王線の調布駅の電車発着のメロディーは「いきものがかり」さんの『ありがとう』なんですよね。「いきものがかり」さんは自身の曲の中でも歌っているので小田急線のイメージが強いので聴いた瞬間「あれ?」って曲と駅の関連性が掴めなくて「何故いきものがかり?、何故ありがとう?」モヤモヤしていました。乗換時間が少しあったので駅員さんに聞いてみたところ水木しげるさんがモデルになったNHKの朝ドラの舞台が調布で、その主題歌が「ありがとう」だったので…とのこと。そうか…ヒットするというのはそう言う事もあるわけですか。中央線のどこかの駅のプラットホームで「ライン」や「MOCO」が流れたら嬉しいですね…あっ!「六番線」がドンピシャだったかな(笑)。


曲の中でのトリック

2015年7月24日

約束〜笑顔のままで キオクのわだち ダウンロード配信大変好評をいただいております。プロダクション的にはまだまだ貧しいものですので(笑)毎回レコーディングの時やミキシングの段階で様々な工夫を凝らしていてメジャーのサウンド構築に対して聴き劣りのないように頑張って仕上げております。「キオクのわだち」は、サビに入る部分から乃里絵さんのヴォーカルをシンクロ(重ねて)させてエコー的な効果を演出してみました。これが出来るのも3〜4回の乃里絵さんの歌ったテイクのピッチが正確で同様に歌っていたたからです。じっくりと聴いてみてください、一瞬「はっ!」っとするようなコーラスを感じてもらえたら嬉しいです。約束〜笑顔のままで もニヶ所だけあさ美さんのヴォーカルにファズというエコー効果を重ねています。良〜く聴いていただければ気付いていただけると思います。サブリミナル的に脳に刷り込まれて心地良く響く…これからもこうした仕掛けを曲にちりばめていければ素敵かな?マジックのタネを見破る楽しさみたいに聴いてくださいね。