ほとんど学校に行かずに音楽活動に従事していた(笑)大学生の頃に、僕も人並みに恋をしまして…と 言うのはまた別の機会にして、その当時のバンドのベーシストの切ない恋のお話を今回は書きます。あるイベントで 某有名私立女子大(…とてもとてもお嬢様学校です…)のサークルが主催するイベントに 僕らのバンドが呼ばれました。グリー(合唱)やらハンドベルクワイヤやらマンドリンの演奏や英語劇の後にハードロックです(笑)。ミッション系の学校でしたのでまさに聖歌隊の中にエクソシストが入り込んだようなモノです。ジャンルはブリティッシュ(イギリス)ロック中心と言っていたのでビートルズのイメージだったようです。うちらのバンドはそんなポップなものでは無くひたすら重くて激しい音…文理社会学の教授と言われるオバちゃんが苦虫を噛み潰したような表情をしていましたね(笑)。そんな演奏が終わり打ち上げの席でバンドのベーシストがサークルの女の子佐和子さんに「付き合ってください」と、告白をしました。実は一月前くらいからの打ち合わせやライブ告
知のフライヤー制作等 仲良くやっていたので、僕たちも「おお!」と思っていたのですが 佐和子さんからは意外な一言が…「私の親は外務省勤務なので、あなたの家柄とは身分が違いすぎます。それよりもあなたのルックスが全く好みではありませんのでお付き合いは無理です。」 僕は大爆笑しましたね。ここまでスパッと切られると逆に傷口の治りも早いです(笑)。女子の皆さん 相手をフル時や無理な相談を断る時はこんな感じでお願いします。しかし笑っていたのも束の間、この三か月後、バンドのデビュー話の際 レコード会社のプロデューサーから 「ドラムとベースは入れ替えるから。顔が良くねえんだよな、やっぱりテレビ写り良くないとな」 スパッと切られた僕はベーシストと共に笑い合うことになるのでした。
お断りはハッキリと簡潔に
2012年10月13日みんなのおはなし
2012年10月9日最近はオーディション受けて所属が決まり、さあこれから頑張ろう!って方々に対して、まず制作サイドであるこちらから歩み寄っていかないとなかなか上手くいかない…コミュニケーションが取れない…らしいです。アーティストサイドが持っている意識が、私たちからすると小学校高学年くらいのレベルで、そのつもりで接しないとうまくいかない…音楽の知識や技術論とかテクニックとかの話では無くて、向上心や私生活においての礼儀作法に於いて大人対大人として対等に仕事ができるような関係性が築けるかどうか。そういう面でだそうです。特定のアーティスト、というのではなく、どこのレーベルでもディレクターやプロデューサーは同じように感じているようで、スケジュールが組めない、ドタキャンがあったりでブッキングが出来ない、締切りなんてとんでもない! まるでコントみたいな話は日常茶飯時です。忙しい中時間裂いてやってりゃ当日になって具合悪くなりましたぁ〜!のメールでチャラです、ってのも哀しいですが珍しい事でもなくなりましたアーティスト側もそうなんだけど制作の側、プロデューサーやエンジニア、ディレクターと言った方々にも
あてはまる事かもしれません。実際、期限ギリギリの土壇場になってから依頼があったり、こちらの予定お構いなしで「〜の件、どうなりましたか?今日の昼までなんでよろしく。」なんてのもちょくちょくです。それも電話してきたり資料揃えていらっしゃるならばまだしも、メール一本で事足らそうと思う根性も嫌いです。考えてみるにまともな常識や社会性が欠如しているからこそ芸術に特化出来るんだ!みたいな理屈がまかり通る みたいな事を語る奴もいますから(笑) 幸いにも僕の周りにはそんな連中はいません。いたかもしれませんが自然に排除されているようです。 どんなに才能が有ったとしても、誠心誠意を尽くすことが出来なければ大成しないと思いますよ。人間関係も音楽も。僕はとことん大切にしていこうと思いますから。
つくり、そして残す
2012年10月4日ゆゆ美さんやエブリハウルとか、他のアーティストさんの記事の中で最近 レコーディングの話題が多く見受けられます。自分自身が納得出来る音を記録する事って実はとてつもなく大変な作業ですよね。試行錯誤の繰り返しで苦労に苦労を重ねて…それでも出来ないなんてのは日常茶飯時でして(笑)。まあ、だからこそ面白いわけだし、僕らの出番があるんだけどね。僕がレコーディングミュージシャンになりたての頃…かれこれ三十年…まではいかないけどね、アナログからデジタルへの変換期だったのかな?それでもスタジオ作業はキッチリ譜面やクリックを追いながら一音一音が勝負だっ!みたいなストイックさがあった気がします。厳しいながらも現場では、プロデューサーさんやエンジニアさん全員が、とにかく良いモノ、多くの人を感動させるもの、大袈裟にいえば歴史に残る作品を作ろうぜ!みたいな気概が満ちていた気がします。朝から夜中までワンテイクに費やしたり、ギターソロのチョーキングのタイミングとながさにこだわり何度も録り直し したり。レコーディングやトラックダウンの作業もデジタル化でかなり楽チンになりました。と、
同時に効率重視での経済理論が働くんでしょうね。多少ラフなテイクもあとから補正も出来る事も有りOKになったりもします。有る意味、やっつけ仕事が多くなり、あまりうるさくなく、厳しいことは言わず…そんな現場ではアーティストさんも育たないし成長しないと思うんだけど…僕のような末端の業界人とでは、一流どころは考え方が違うのかもしれません。本当にアーティストさんにかかわり、一緒に素晴らしい作品を作りたいって、最近は強く思います。だから今後は本気で厳しい事を言っていくつもりです。自分も才能が無かったから必死で他人の何倍も練習して取り組んできました。僕に出来たんだから今このブログを読んでる君にもできるはずです。次のステージで会いましょう。
PV が 大変
2012年9月27日12/19、クラウン徳間からメジャーリリースになる、リアライズのPV を あさ美さんが作って下さいました。ねっ! どうですか? メッチャ カッコよくない! 彼女は僕が出した思い付きに近いイメージをいつもキッチリと形にして、更に想像を上回る作品に仕上げてくれます。是非他の作品にも触れてみて下さい。メテオリットあさ美 で検索していただければ 必ず心の琴線に触れる作品に出会えるはずです。