アーティストさんが自分が納得するまで唄い込んでレコーディングします。完璧なヴォーカルで最高の歌をレコーディングします。シンガーとしては最高な仕事をするわけです。しかしその後トラックダウン、ミックスと言った作業を経てマスタリングまでの工程を経て音源完成となるわけです。ミックスやマスタリングも外注に出してうっかりしてると「あれっ!…こんなはずじゃ…?」みたいになる事も(笑)。アーティストにせよプロデュース側にせよ納得するまで徹底的に…な〜んてやってると何百回と唄い直したりミックスやり直したりして(笑)。いつまで経っても決まらないのでは時間と金がかかって堪らないです。儲かるのはスタジオオーナーとエンジニアだけ(笑)ってのはいただけません。手を抜くとか中途半端に終了するわけでは無く、どこかで妥協点が必要なわけです。先に書いたようにうっかりすると際限無くなってしまうので予めテーマとするポイントを決めておいて「今回はこの部分を重点的にチェックして仕上げましょう」最近はそうする事にしました。仕上がりを決めるポイントは、ある意味自己満足なのかもしれません
。特にNanohanAの場合、ポイントが心を伝える…だったり、聴いてる人が笑顔になる…だったりしますからね。結局は行き着くのは完全に自分の耳頼り、アーティストとプロデュース側との信頼関係となりましょうか。もちろん作品毎に技術的な部分が向上していますから双方の要求はどんどん上がってきています。今回は最高のモノが出来たから…次はこれ以上の作品は作れないだろうな…精魂込める程その思いは強くなるのです。毎月のラジオにあわせて新曲を作っていく。そんな重圧に押し潰される事なく今日も次作に取り組んでいます。こうなりゃどこまで行けるか?やってやりましょうね。
2015年4月 のアーカイブ
さらなるたかいところをめざして
2015年4月30日 木曜日納得するまで…
2015年4月28日 火曜日常に出来る限り最高の音源を仕上げる事。それを目指していますが、これぞ完璧!ってモノばかりでないのが現実です、そもそも完璧な音源って何だろう?って話なんですけどね。デジタル録音ならばゲームセンターのプリクラ写真のようにヴォーカルを自由自在に加工編集することは可能です。でもそれをしちゃうと綺麗な耳触りの良いものにはなるけど心が削られてしまう気がするんだよね。気のせいだけかも知れないし、綺麗に仕上がるならば良いって人もいるけどやっぱりアナログの部分は残したいなぁ。聴く人の気持ちはデジタルじゃないから。普通に出来上がったものはYouTubeに発表してみようかな?って思います。少しレベル高いじゃんってものならばラジオで流そうかな?って考えます。NanohanAの最近の作品に関して言えば乃里絵さんのヴォーカルスキルが格段に上達してきていて作品のレベルが上がってきました。発声やらハーモニーやらの学術論や技術論うんぬんでのレベル向上ではありません。聴いて欲しいと言う心で歌を構築しているから…上手く表現できないけどそう思います。4/27の、あさ美さんのブログに興味深い事が書いてあります
ね。それに関して僕も書きたいのですが長くなりそうなので、それは次回にします。
ロック爺さん in the Train
2015年4月27日 月曜日電車で隣りになった爺さん、耳に付けてるもの、補聴器かと思ったらなんとiPodじゃないですか!音が微妙に洩れて聞こえてまいります。「うるせえじじいだ。」若干むかつきながらもストレスたまるから腹立てないようにしていました。しばらく我慢していたのですが突然我慢やイライラが一切消えて無くなってしまいました。自慢にもならないんだけど僕は聴力が異常に良い(笑)のでテレビやラジオの音はかなり絞っても大丈夫です。だから先に書いた通りヘッドフォンやイヤフォンからの微妙な洩れ音がキッチリ聞き取れてしまったりするのです。隣りの爺さんのイヤーフォンから洩れてきたその曲、ドラムのビート、ギターのリフ…えっ!?コミュニケーションブレイクダウン!明らかにレッドツェッペリンじゃあないですか!?こうなると人間って自分勝手なものでほんの数分前まで親のかたきの如く憎悪してた爺さんが愛情表現するべき対象に変化してまいります(笑)。おい!爺さん次の曲は何だい?おっ!意表を付いてハートブレイカーかい…やるねぇ!ナイスなセンスだぜ爺さん。ブラックドッグを経由してゴナリーヴユー。こうなると聞き
耳たてて集中です。もはや洩れてくる音ではありません(笑)…はっきりと音像として捉えることが出来るのです。Thank you を経由してユーショックミー、そしてホールロッタラブになった頃には見ず知らずの爺さんが学生時代からのマブダチみたいな感覚を覚え完全フレンドリー状態です。こうした些細な事で人はハッピーになり他人に優しくなれるのです。
ズルしたっていいじゃないか にんげんだもの
2015年4月25日 土曜日しんがあそんぐらいたあとは…
2015年4月24日 金曜日はあとらいんらじおで、ゆゆ美さんのコーナー始めの自己紹介で「はーい!シンガーソングライターのゆゆ美です」って言いますよね。読んで字の如くシンガーソングライターって自作の歌を自分で歌われる事をいいます。ネミューはそんなアーティストを育て発信するレーベルです。ゆゆ美さんの場合は伴奏やアレンジ含めてレコーディングもお一人で完成されているようで、並大抵の力量でこなせる業ではありません。相当なプレッシャーでしょうし、作品に対しての責任感での焦燥感も高いでしょう。こうした方々は自分自身の曲に妥協しないだろうし他人の手が入るのも、余程でなければ納得出来ないのかもしれませんね。僕はソングライターですが歌えないのでシンガーソングライターではありません。したがって他人の詞に曲を付けることも、人のメロディーに詞を付ける事も、更に調子こいて他人の曲の編曲まで手を出してます。これは持論であり勝手な解釈でもあるのですが、曲や歌って演奏者や歌手によって様々に形を変えるモノだと思うのです。例えが雑なんだけどユーミンの曲を中島みゆきが唄うとしたら…。ここで違和感を感じるのがごく当たり前の反応でしして(
笑)。オリジナルの印象が強ければそれを超えることは無い。でも新たな曲の一面は覗けるでしょう。それってワクワクしませんか?僕とNanohanAの目標の一つに「自分達の作った歌を他のアーティストが歌ってくれる」ってのがあります。自分達の苦労して作った作品が聴き手、歌い手、演奏者等によってどのように姿形を変えていくのか?すなわち自分達への評価でもあるわけでしょう。だからNanohanAはシンガーソングライターです!って言わないのかもしれません。もしかしたら凄い歌唱力と演奏力であっさりとオリジナルを超えられてしまうかもしれませんね(笑)。それも楽しみです。実現したら良いなぁ〜。でもこの曲達、みんな手強いよ。