モノを良く知らないというのはとても恐ろしいことで…と 同時に気がつかないうちに知らない他人にとてつもないよろこびを与えることがございます。先日のことになりますが、某リサイクルショップを覗いていたところかなり程度の良いエレキギターをみつけました。ストラトキャスタータイプと呼ばれるものでバッグや財布、ファッションアイテム小物の中にそっと佇んでおりました。『えっ!』ヘッドを見ると History のロゴが…。 中古楽器を扱っていたりオークションサイト等では フェンダー、ギブソン、グレッチ、PRS 等々 高値取り引きされるメーカーは多々あります。日本メーカーならヤマハ、グレコ、ESP 、アイバニーズあたりになりますか。上位機種ならば中古相場でも十万円を軽く超えるものがいたるところにございます。えっ!?中古ギターがそんな値段で!って思ったあなた。Yahoo!のオークション等検索なさってください。ある意味異常な世界が覗けます(笑)。さてこの『History』君、素性はと言いますと 某大手楽器店のオリジナルプライベートブランドの最上位機種になりま
す。製造はフジゲン。 フェンダーやアイバニーズ、かつてのグレコの製造をしていた世界でもトップクラスの技術力と品質を誇るメーカーです。人気の面ではギブソンやフェンダーのヴィンテージには格負けするかもしれませんが音のみの勝負のレコーディングならば使い勝手や応用性を考えたら自分にとっては最高のギターなんですよ。つまり名も無き名品、珠玉の工芸品(笑)。知る人ぞ知る実力者…でも全く人気が無い、可哀相な存在。楽器屋さんに並んでるならば20万円くらいのものが十分の一以下の値段…初心者用のギター以下の値段で目の前にあるんですから、買わないわけにはいかないでしょう。電装系をチェックしてボディやネックを磨いて弦を張り替えてしっかりとお色直し。さて弾いてみますか、最初の曲は何にしようかな?…あっ! これが一番悩む
2013年9月 のアーカイブ
超大物の新入り君
2013年9月11日 水曜日新譜案内 その弐
2013年9月11日 水曜日またまた NanohanA のアルバムから曲目解説させていただきます。『Moco』乃里絵さんがほぼ一人でボーカルをとっています。元々はメテオリットのアーティストさん用のデモ曲として用意していたものです。たしか最初にステージで歌ったのはエブリハウルだった気がします。「難しい…」を連発していました。Bメロとエンディング前の転調する部分があるんだけど、その部分とか合間にはいるギターのメロディーが独特です。なかなか格好いいんだよね。個人的には一番好きな曲でメテオリットとしては初期の頃にデモがあがっていたものです。大切にしたい一曲です。『Moco』が乃里絵さんメインならば逆にあさ美さんがメインで歌っているのは『Sing Song』 これもメテオリットからのアーティストデビュー用に準備してあったもので新宿や渋谷のルイードでのライブで何人かのアーティストさんに唄ってもらったことがあります。並川リルやエブリハウル、藤崎イナさん等に提供したものです。今回はテンポアップしてストリングスを加えたり、イントロに印象的なアレンジを施してあります。色々なアーティストさんが唄ったこともあります
が正式に仕上がった今回のものはまた違った響きを醸し出しています。個人的には…名曲です。 『Dear My Friend』乃里絵とあさ美の魅力の一つにアンバランスなコーラス(笑)があります。綺麗とか美しいとかを求めるならば違います!僕は勝手に「キンピラコーラス」と名付けました。ゴボウやニンジンは単独では食べてもそれほど感動しませんが合わさってキンピラになると、とても郷愁をそそる味に変身します。そんなコーラスの魅力が詰まってます。聴いてもらえればわかります…フフフ(^_^)v これで五曲かぁ〜 あと七曲♪ また次回
じぶんだけのせかい
2013年9月9日 月曜日以前 電車内でスーパーやコンビニのレジ袋を何十枚とたたむ『カサカサババア』の話を書いた事が有ります。一部の方にとても好評だったんですけど、自分としては洒落や笑い話では無く、とても憤慨していたのです(笑)。最近の電車内や路上等では稀に『えっ!?』と思う事がとても多いです。日本人自体の常識や振る舞いと言った感性が様変わりしてきたのか、気候と同様に異常な精神状態の方が増えたのか?…は定かではありませんが。昨日も電車でやっと座れた〜(^O^)と喜んだのも束の間、隣りに座った中年サラリーマンが読書をはじめました。推理小説ファンなのでしょう、西村京太郎の十津川警部シリーズのようです。なぜそうだとわかったのか? 僕は覗き読みしたり表紙を見たりしたわけではありません。だってそのオジサン、音読してるんだもん。嫌でもわかるよね(笑)。iPod聴きながらとかで唄ってしまっているとかエアギターとか、気がつかないうちに周囲から白い目…ってこともあるかもしれません。お気をつけあそばせ。
新譜案内
2013年9月6日 金曜日乃里絵さんやあさ美さんもこれから少しずつ語ってくれると思いますが、僕も自分なりの思いがあるので NanohanA のCDの曲について少しずつ語っていこうと思います。今回は 『8月14日』タイトルの意味はお盆休み…とかではありません(笑) 奏織さんもピンとくるかもしれません…そうです。乃里絵さんが初めてステージに立った日、あさ美さんのサポートを得て新宿ルイードに降り立った日です。 ♪取り戻せない昨日に明日を掬われたなら一緒に歌をつくろう、隣り合って眠ろう…♪ 乃里絵さんの詞、あさ美さんの曲、二人の思いが切なく ふんわりと優しく聴く人の心を撫でることでしょう。誰かと一緒にって嬉しい…そう感じて貰えれば良いなぁって思います。『colorful』イントロがオシャレです。繰り返しの毎日、さり気ない日常に誰にでもある特別な瞬間…切り取り 彩るのは自分自身。この歌も乃里絵さんの素敵な世界観とメッセージがいっぱいです。実はこの二曲はデモの段階でYouTubeのasamisan15やあさ美ブログでも聴けるので大体の雰囲気は掴んでいただけると思います。でも完成
版のグレードはとても良いです。『スタートライン』…あっ!長くなりそうなのでまた次回に。
あなたにとってのたのしみやくるしみとは?
2013年9月5日 木曜日乃里絵さんのブログにある去年のライブ前に僕が言った言葉…その時には特に言いたい事や伝えたい事がありました。自分としては深い思いがありますので次の機会に書きます。ライブつながりでお話すると、ネイチャーミュージックはガールズアコースティックのレーベルです。コンセプトはアカペラの魅力、目の前でアーティストが唄っているかのような、声のみの魅力。このボスが目指しているものは僕にとっては究極的な音楽になります。食事で例えればご飯だけ、バターやジャム等一切つけないパンだけって事です。飢餓状態ならいざ知らずこの食事で満足する、感動をおぼえるとする…ご馳走と思わせるならばよほどのモノです。ましてやレストラン等として商売するなんて考えられないです。もう十年前になります。ガールズユニット(明日)とボスはその考えられないものを形にしていました。その曲たちは多くのリスナーの心に残ったことでしょう。そのあと、いくつかのアーティストさん達も同様の試みをしましたが、完成には至りませんでした。ギターやピアノと言った楽器が出来ないとの理由からボーカルやコーラス、ヴォイスパーカッションを全て自分
で重ねていくみたいな手法をとった方もいらっしゃいました。知識、技術的には優れていました。でも届くものを作るには及びませんでした。何を伝えたいのか?何を届けたいのか?明確なメッセージが無かったからなんでしょうね。拙いものや荒っぽいもの、作品としては洗練されていなくてもアーティストの本気でぶつかる思いがあるならば聴き手の心に届く。そう思って作品を仕上げよう、乃里絵さんやあさ美さんとの合言葉です。NanohanA の曲達に込めた僕の想いもこれから少しずつ書いていこうと思います。