応援隊長さんのチョコちゃんさん二十歳のお誕生日おめでとうございます(年齢に関してはあさ美さんからの厳命なので(笑))。プレゼントと言うのもなんですがショートショートのアイディアが浮かんだんでお付き合いください。ある会社の会議室、重役を交えて人事の担当者と営業マンが交渉の最中です。「つまりこのロボット…いや、アンドロイドを導入すれば我が社の業績が飛躍的に上がると言う事かね?」「はい!この完全ヒト型アンドロイドはコンピュータ制御により人間の十倍の作業能力を持ちます。また新しい作業もインプットし追加も出来ますので新たな人員の確保の必要もありません。」「それは素晴らしい…つまり三体のアンドロイドで三十人分の働きが得られると言う事かね」「はい!実際の効果としては管理ソフトウェアとしても働きますので労務作業から経営全般までの全てを網羅出来るのでそれ以上かと…」「ロボットに管理される…か…」「いえ、我が社のアンドロイドは全く機械を感じさせません、人間と区別がつかないので他の従業員の反感や抵抗は無いでしょう」「よし!契約するとしよう。早速五人…いや、アンドロイド五体配置
してくれ」「ありがとうございます、新規採用も必要ありませんし定年等での退職者の人員補充もいりませんので御社の経費削減にとってはかなりのメリットかと思います。」「頼んだよ…これで大幅な人員削減、経費節減が実行できるよ」「お任せください」 ここは、とあるビルの一室、『ハイパーアンドロイド研究所』と看板が掲げられている「しかしあの会社の役員連中、アンドロイドに簡単に食いついてきましたね」「ああ、新規採用や人材派遣と言ってもなかなか高学歴や優秀な経歴の人材を積極的に採用しようとする企業はまだまだ少ない」「派閥制度や同族経営ってやつがまだまだはびこっているんですね」「それが優秀な人材が飼い殺しにされる大きな原因なのだよ」「そんな人達をアンドロイドに仕立てあげて狙った企業に送り込む…仕事に入れば直ぐにトップの成績と生産性をあげる、管理ソフトウェアと称して経営管理までを掌握すればあの会社も我々のモノです」「企業買収の新たな形か…次はどこを狙うかね。」