紡いでゆく感受性

NanohanAブログでの乃里絵さんの文章が大好きで、いつも楽しみに読みます。あっ!担当アーティストだからとか、身内、仲間内を誉めるわけではありませんので(笑)。読んでいただければ瞭然なのですが彼女の書く文章はブログも歌詞も、また業務連絡で頂くメールでさえも、明確な言葉の流れがあります。一曲の歌で説明すればわかりやすいでしょうか…イントロがあり導入部のAメロ、序章部分のBメロ、展開部の中サビから大サビで迎えるエンディングに言いたい事、伝えたい事が集約されるわけです。そこまでの流れが簡潔かつ流暢に進行していくので読後に読み手は得も言われぬ心地良さを感じるわけです。日常の語り方をそのまま歌にする…そんなアーティストがたまに注目を集めますが、如何なものでしょうか…。悲しいとか悔しいとか嬉しいとか愛してるだとか…自分の感情や感じた事をダイレクトに歌詞にしてぶつける事にどんな芸術性や美があるのかな?って思うんだよね。たとえば はあとらいんらじお の 企画で「星をテーマにした詩」を募集した時にリスナーさん達から星と言うキーワードから様々なイメージの言葉が贈られま
した。星座 満天 生まれ変わり 煌めき ペガサス 流星 星占い 羅針盤などなど…ならばアーティストは、それらの言葉を紡いで更に昇華させた文章に仕上げなければなりません。凄い事に僕はそれに曲を付けるわけです(笑)。当たり前や等身大への共感を否定するわけではないけど、やっぱりアーティストだったりシンガーソングライター名乗るならば一般人やリスナーの期待をある意味裏切りながら超えたスケールでの作品やメッセージを発信しなけりゃ、やってる意味は無いんじゃないかな、共感を超えたところに感動があると思う。ならばそこを目指しましょうよ。