微笑ましさと憎らしさと心強さと

仕事帰りの電車内で 視覚障害の方が盲導犬を連れて座席に座ってました。犬はきちんと足元とシートの隙間にコンパクトにおさまるように 伏せています。誰もがその微笑ましい光景をそれとなく見て心をほんのり優しくしておりました……が、そんなホノボノとした空気を、買い物帰りらしいおば様二人が台無しにしてくれました。まず 乗ってきて床に置いた荷物が盲導犬の尻尾の上に乗っています。盲導犬は鳴く事や吠えることは一切ありませんから鈍感なババアにはわかりません…車内でも遠慮無くくだらない話でゲハゲハ笑いあってます。私と横にいた会社員らしい女性がほぼ同時に口をひらきました。「犬…盲導犬がここにいるんだけど…」 すると ババアは 「えっ!あらやだ!うんともすんとも言わないからわからなかったわ〜!」「おりこうさんよねぇ」「人間なら足踏まれただけで大騒ぎよね」……茫然としている周囲を全く気にする事無く言った最後の福島原発級の一言…「でもあたし犬アレルギーなのよねぇ〜嫌だから、となりいきましょ」 サッサと通路を抜けていきました。蹴り跳ばしてやればよかった!!!そんな
ひとときでした(笑)