バンドやってた頃はノルマの有るライブハウスはなるべく避けて(笑)本当に小規模のライブスペースで演奏する事が多く、普段はカラオケ等をやっているようなラウンジやカフェのようなお店のステージで演らせていただいておりました。ダンスホール等のバンド常設では無いため機材がセットしていないお店の場合は機材も持ち込みの場合がほとんどで実際に音出してみてグチャグチャだったり、アンプ入れたら店のブレイカーが落ちた!なんてこともありました。トラブルや失敗様々経験して学んだ事は、現在とてもとても役に立っています。リハの段階でバンド側では「完璧じゃん」と思った音が本番では「えっ!」って思うショボさになったり、他のパートの音がまるで聞こえなかったり…人が入った状態って、やっぱりミステリアスです(笑)。こんな状態を改善してくれたのが当時発売されたばかりの8トラックの小型ミキサーでした。各パートの音をバランス良く調整して出力出切るように自ら考え始めたことで、やっと自分達が客席での視聴を意識することに気付けた…それまではアシスタント的な位置付け程度に考えていた音響スタッフの偉大さに
遅ればせながら気がついたってことです。ギターはドラムに負けないぐらいデカい音だす!ベースの唸りがヴォーカルの声をかき消す!更にドラムが雷の様に直撃弾をくらわす!気の毒な観客は一過性難聴のまま家路に向かう(笑)。音楽ってやっぱりバランスですよ。ハーモニーですよ。こうした経験が小規模スペースでのライブや弾き語りでの音場作りをするのに活きてると思います。今後はその方面でちょいとばかり活躍出切ればなぁ〜とも思います…誰か使ってくれないかな?良い仕事しますよ。