大仰とダイナミックの差

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メタルやハードロックは大好きなジャンルだし所謂速弾きとかも弾け!って言われりゃ弾きますけど最近はあまり好んでそうしたジャンルを演奏しようとは思わなくなりました。作ることは作ったりしてますけどプレイヤーとして自分自身がバンドに入って…までは、しなくなりましたね。写真のギター、このストラトキャスターを手に入れてからはバラードやスタンダードスタイルのジャズを一音一音確かめながら音を愛おしみながら弾く…そんな弾き方が堪らなく贅沢な時間になりました。若い頃はやたらとテクニカルさを追い求めて、それこそ一小節にいくつ音を入れられるか?手数何拍打ち込めるか?みたいな競争がギターやドラムのテクニック追求でした。でも気がつきました。人の心を揺さぶるのって一音でも可能なんだ。むしろ少ない音色にどれだけの感情や想いを込められるか?それを良い作品に仕上げていくには?他に大切なものは?そんな考え方をするようになりました。下手が音をやたらくっつけて、曲を台無しにしてしまう愚をする事無く、余分なモノを削ぎ落とす勇気かな、いつか本当に必要な装飾音をフルに活用したダイナミックな作品、本間社長が手掛けたイ
ーリアさんのような作品を作ってやりますとも。