さあ 大変です。帰宅難民者生活もついに五日目を迎えました。(拍手) もうここまでくると我が身に降りかかっている不幸やら身の危険やら悩んでいたり悲しんでいたり辛いと思ったりした諸々全てが、どうでも良い 大した事じゃないように思えてきました。お店に入っても棚が空っぽです。そんな危機的状況でも市民センターで寝泊まりができたり、銭湯が無料開放していたり、豚汁やおにぎり、サンドイッチをいただけたり、電車内で毛布を借りて寝ると言う寝台列車気分を味わえたり、ミュージシャン目指している若い子と話し合えたり…明らかにホームレスだと思われる方から雑誌や新聞をいただけたり…さすがに楽しむとまではいきませんが慣れてくるにしたがって、それなりに自分自身に違和感の様なものが無くなって参りまして完全にボヘミアンになるから不思議です。同じ境遇の人が集まっているとなぜか他人に優しくなります。我先にとか自分だけが良ければ…とか、他人に責任をなするとかが無く、他人に優しくなれたり、分け合うような気使いが出来るようになるんだなぁ、そう実感しました。今まで全く接点の無かった人と「どちらまで
帰られるのですか?」の一言でうちとけることが出来る不思議。いつまでも身動きできない状況では無いんだけど、途方もなく先が長い気にもなってしまう…多分、自分一人ならば耐えられないよね。運命共同体って素晴らしい事です。隙あれば利用してやろうとか他人を利用してやろうと言う肝っ玉の小さな奴はここにはいません。だから寂しくても頑張れます。これを乗り切った時から全力で飛ばしていきます。御心配おかけいたしました。しっかりと生きていますので御安心ください(笑)。