ネミューの中でアーティストさんと曲をつくりはじめてかれこれ十年になります。全てといって良いくらい自分の名前が世に出る事は無かったです。レコーディングまでいってもアーティストさんがその先に踏み出そうとしてくれなかったり、他の事務所に行ってしまったり、恋におちてしまいあっさり唄を捨ててしまったり…事情は様々ですが幾度も残念な思いをしてきたわけです。幸いにも手付かずのままの膨大なデモが残ったりするので以降の創作に関しては楽チンになったりします。以前はアーティストに思い入れが強くて、そいつがボツになるんならそれまで作ったデモも全てボツにしていました。その曲はそのアーティストが歌う事で意味を成す…みたいな強い思いがあったからなんだけど結局こちらの思い入れなんて関係なくアーティストはエゴをむき出しにするんだよね。ならば自分は「これは誰が歌おうが俺の曲だ!」ってことにしました。アーティストにあわせてコードを少し変えたり詞をなおしたりコーラスをいじったりしてアレンジを施してみれば全く違うモノに変身します。新たに生まれ変わった曲に触れる歓びというのかな?大袈裟に言うと自分の次元が少し高
みをおびたかな?そんな感じですかね。何度か書いてるけど、裏切り上等!です。騙され裏切られ期待を外され…僕は更に上にいきます(笑)ネミューとともに。