いのちをふきこまれしもの

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ルーシーと名付けていたギター、チェリーサンバーストカラーのレスポールスタンダードが福井に嫁に行って一か月が過ぎようとしています。乃里絵さんが抱えてみた時 とても似合ったので彼女に弾いてもらおうと思いました。ギターに限らず楽器って自分の感性にフィットするか否かが第一で、まずスタイルと色、僕はストラトキャスターとレスポールが好みでレコーディングにはこのパターン違いで臨みます。メイプルネックのテレキャスターも持っています、これは枯れた憂いをおびたバラードを弾くとなかなか良いです。ギブソンやフェンダーと言った人気ブランドはオールド(早い話が中古)でも高価で取り引きされるので高級品…イコール、音が良い!と言うイメージが出来あがっています。値段が高いには高いなりの理由があるわけですが某楽器店でみたレスポールのオールドモデルが二百万近い値段(十九万円だと思って買うつもりになりました)なのにはさすがにブっ飛びましたけど(笑)。自分の欲しい音を出すのに必要ならば…やっぱり 70’のハードロックをやるなら60年頃のレスボールじゃあ!と言うような豪
気な方、又は投機目的やコレクターでないのならば『うん!この子だ〜!』で決めるのが一番良いんじゃないかな。一目ボれすると長く愛着を持てるからね。ギター買おうと思い、初心者だからまずは安いやつからで……気持ちはわかるけど、やっぱり10万円前後のモノが材質や使用パーツがしっかりとしていますから少し無理してもグレードの高いモノ選んだ方が良いかもしれません。安いモノは安いなりの造りだしチューニングが安定しなかったりネックが反ってしまったり断線したりとトラブルも多いです。音もなんとなく平べったいです。何回か前に書いたブログのオークションで落札したギター、無事到着しました。弦張り替えて電装パーツとブリッジ等磨きをかけてオクターブチューニングも完了。デッドストックかと思うほどの最高のコンディションです。鳴り自体がとてもふくよかで音の伸びがとても素敵で気持ち良いです。子供の頃に読んだ本で魔法のヴァイオリンの話がありました。なかなか芽の出ないヴァイオリニストが魔女から魔法のヴァイオリンを渡されます。手にした瞬間指が勝手に指板の上を滑り軽やかに曲を奏でます。コンテストを総ナメにしたヴァ
イオリニストですが人気絶頂の時に…あっ!話がそれました。新しいギターを手にした僕はまさにこのヴァイオリニストの心境です。今まで億劫だったフレーズが楽々弾けるんです。多分他の楽器やマイク等にも言えることでしょう。皆さんの『魔法のヴァイオリン』何でしょう? 努力してればきっと見つかるはずです。