ボーカルオーディションで音源を送っていただく場合の伴奏は普通カラオケを使用して行われますよね。歌っている方は気がつかないんですがバンド演奏でのステージングと比べると決定的に違うというポイント、あるいは善し悪しの判定で迷うポイントが二つあります。一つ目は音圧に対しての地声の強さがどの程度か良くわからない事。もう一つはエコーをかけてしまう為音程のとり方、その方自身のピッチが正確に判断出来ないという点があります。作曲と作詞を同時に行なうイコール曲と詞が一緒に浮かんでくるって事で奇跡に近いものでめったに起こりませんし一人で作業をおこない一曲が出来上がるまでの苦労も並大抵の事ではありませんね。やはり自身の音域やピッチはしっかりと把握しておく事が必要です。シンガーソングライターって孤独なものです。例えば MTR で作業を行なう利点はそんな時に発揮されます。ふと思い付いた詞をノート等にメモしておいて後で組み合わせてみる、こんなやり方をしてる方は多いと思いますが、これを詞にメロディーを付けた鼻歌状態でかまわず録音しておきます。勿論インデックスを付けておく事はわすれずに。デジタルです
から並び替えやピッチ調整やダビング等の編集は自由自在、新しいアイディアもどんどん足していけたりします。パソコンに苦手意識を持っている方にはある種苦痛を伴う作曲と言うアナログな作業から比べると異質な作業かもしれません。