シンプルにスリーピースでのバッキングで何曲か作ってみたいなぁ!と、思っていて書いた曲があります。ドラム、ベース、ギターだけであまり音を埋めないようにしたい…です。やっぱりボーカリストの魅力を最大限に引き出すのはシンプルが一番! いやいや♪きらびやかに飾って目一杯優雅なサウンドに…。常に相反する試行錯誤が頭に有り曲を仕上げていくのに迷いがつきません。ならば自分自身の原点に帰ってみよう、今のような制作手法…つまりパズルを組み上げるようにひとつひとつの音やハーモニーを綿密に組み上げながら仕上がりをイメージする…から少し離れてみてやろうか。思えばここしばらくはメロディー主体の曲作りを意識していました。そうでは無くて…まずはリフとメロディーを先に勢いだけで仕上げて、あとはボーカリストの感性に委ねてみちゃう。曲自体がどのように変化、成長していくのか? はじめのイメージからは大きくかけ離れていく事を楽しんでみたいなぁ、そんな事も考えました。まだ十代の頃、バンドのパートごと、少しずつ音をあわせていきながらオーディション用のオリジナル曲を作っていました。技術的にも未熟だったの
でそれぞれが影響を受けているプレイヤーのコピーやパクリだったりもしました。それでもこれだ!って言う一曲が出来るとやっぱりオリジナルなんだよね。コピーバンドをやってるとフレーズや音色から完コピしてる方々いらっしゃいます。素直に尊敬します。テクニック的にとても優れているのですから。僕は完コピって出来ません。そこまで追求できるだけの力がありませんし自分の手癖は致し方ありませんから。理論や技術の足りない分、オリジナリティーにこだわるのかもしれませんね。現在あさ美さんと制作中の新曲、彼女が唄うたびに歌唱が上がるのでどんどん曲の表情が変化していきます。どうやら今までに無いスケールの曲になりそうです。気合いを入れて仕上げますとも、あの頃に戻って…。