うたうあなたに

シンガーソングライターって多かれ少なかれ自分の色を持っているわけで、良い方に表現出来ればそのアーティストの個性として認知されるわけだし、失敗すれば始末の悪いワンパターンの歌い癖(笑)になってしまうわけだよね。悪いパターンの時は大抵の場合本人は気がついていない…。アーティストさんは様々な曲調にチャレンジしているつもりなんだけどリスナーからすると、どれを聴いても同じみたい!?…って残念な感想をいただくことが多々あります。なぜなのだろう?これを打開するにはどうしたら良いか? 自作の場合メロディーの幅は自身のボーカルの音域を超えることはありませんよね。歌いやすいメロディーなんだから。リフに対して割り振って作るような場合はなおさらです。歌声も同じだから何曲も作っていけば似たように聞こえるのは当然なわけです。お察しの通り、この部分を曲ごとに修正していくのは大変なことです。打つ手は無いのだろうか? 僕は意表を突く裏技を使います。メロディー主体のシンガーソングライターやボーカリストが意識しにくい部分…そうなんです、リズムなんです。ヴォーカルレッスンとして発声練習や
ハーモニーはトレーニングするけどリズムトレーニングはあまりしないでしょう。弾き語りの練習もピアノやギターはあるけどその時ドラムはやらないもんね。リズムだけをバックにアカペラで唄ってみてください。慣れてくればテンポは同じでもリズムパターンが変化すると自然とボーカルのスタイルに変化が出てくるのに気がつきます…と、言うか僕はボーカリストにせよピアニストにせよリズム感の悪いミュージシャンは好きではありません。メロディーはあるていど修整効くけどリズム感はなんともしがたい…そんな気がします。もちろん個人的な主観です。