かたのちからをぬいておきらくに

僕のドラムのお師匠様はとても豪放磊落(ごうほうらいらくと読みます。意味は自分で調べてね)な方でした。特にスタッフ等と食事に行ったりした時の話がおかしいのなんの。腹わたよじって笑ってました。真面目な顔して話すから周りの人は真剣に聴いているでしょう。ところがドッコイ、お師匠の語るお話は思い切りの冗談やホラ話なんですよ、それが!ハンティングが趣味で鴨猟に行ったときに散弾銃を五発撃ったら全て命中して鴨が一度に三百羽位墜ちて来た…とか、ミッドウェイと言う米軍艦で演奏した時に自分のドラムのあまりの迫力に驚いてロシアのサブマリン(潜水艦)が浮上した とか枚挙に暇がありません。とてもお茶目で人を食った方で雑誌やテレビのインタビューもそんな感じでしたから僕ら弟子達は勿論、マネージャーさん等も冷や冷やモノだったでしょうね。ある意味ミュージシャンなんて一般論で括る方がおかしいのかもしれません。ここ数回のゆゆ美さんのブログを読んでいると何だか真剣になり過ぎて、必死に自分を無理な方向に無理な方向へと追い込んでるようにも感じてしまうんですよね。人とのつながりや言葉のひと
つひとつを大切に思い過ぎるあまり、考え過ぎて、他人の無責任な一言に傷つき過ぎる気がします。ゆゆ美さんの曲、最近の数曲…良い事なんだけどまとまりが良い!まとまり過ぎている気がします。自分自身のスタイルの確立なんて考えるのまだまだでしょう。人からどう思われるかも関係ないでしょ(笑)。インタビューで優等生の応対するよりも、先のお師匠さんのように相手を煙に巻いて陰で舌を出す。それもまたアーティストの魅力だったりするんではないかな?
余計なお世話ですね。ただ喘息が出た…等々ブログに書かれていたので様々なプレッシャーも一因かも…?案じてしまいました。失礼しました。