ひとりでなやんでくるしんでるかたへ

前回のブログの補足…言い足りなかった事を書きますね。まず誤解の無いように補足しておくとアコースティックだろうがバンドサウンドだろうが、エフェクトバシバシの音だろうと誰かに向けてのサウンド作りと言う意味は同じです。ず〜っと前にも書いた気がしますけど、ライブってのはオープンキッチンのレストランのフルコースみたいなもので、その場での前菜からデザートまでの起承転結でお客様を楽しませるモノ…そのための演出、ステージ照明やコスチューム、パフォーマンス、曲順、MCまで細部にこだわってアーティストとスタッフが作り上げる、そんな風に思います。対してCDはケーキ屋さんのケーキとかお正月の料亭とかのおせち料理みたいなもので、中身自体の出来はもちろんの事 箱や飾り、包装紙や持ち帰りの際に入れてもらう袋にまで贅を尽くします。CDってジャケットの美しさや歌詞カードの出来も大切だよね。そう考えると路上ライブもそれなりに素晴らしい世界だけど、その世界観のままでライブや音源作りってのはやっぱり勿体ない気がするんです。アレンジ等の構成力っていうのかな?オリジナル曲出来たら何通りかの演奏パターン
作ってみたりする…はじめは難しいかもしれないけど、アレンジャーやエンジニアとディスカッションしたりしてみると意外とアーティストとしての自分の新しい可能性が見出だせたりするかもしれません。先日もある方から方向性に煮詰まった、自分自身の限界を悟った…みたいな連絡がありました。自分だけで悩んだって駄目だって(笑)。一つの音楽の世界を作り上げるには、絶対にチームワークが必要なんだから。