お断りはハッキリと簡潔に

ほとんど学校に行かずに音楽活動に従事していた(笑)大学生の頃に、僕も人並みに恋をしまして…と 言うのはまた別の機会にして、その当時のバンドのベーシストの切ない恋のお話を今回は書きます。あるイベントで 某有名私立女子大(…とてもとてもお嬢様学校です…)のサークルが主催するイベントに 僕らのバンドが呼ばれました。グリー(合唱)やらハンドベルクワイヤやらマンドリンの演奏や英語劇の後にハードロックです(笑)。ミッション系の学校でしたのでまさに聖歌隊の中にエクソシストが入り込んだようなモノです。ジャンルはブリティッシュ(イギリス)ロック中心と言っていたのでビートルズのイメージだったようです。うちらのバンドはそんなポップなものでは無くひたすら重くて激しい音…文理社会学の教授と言われるオバちゃんが苦虫を噛み潰したような表情をしていましたね(笑)。そんな演奏が終わり打ち上げの席でバンドのベーシストがサークルの女の子佐和子さんに「付き合ってください」と、告白をしました。実は一月前くらいからの打ち合わせやライブ告
知のフライヤー制作等 仲良くやっていたので、僕たちも「おお!」と思っていたのですが 佐和子さんからは意外な一言が…「私の親は外務省勤務なので、あなたの家柄とは身分が違いすぎます。それよりもあなたのルックスが全く好みではありませんのでお付き合いは無理です。」 僕は大爆笑しましたね。ここまでスパッと切られると逆に傷口の治りも早いです(笑)。女子の皆さん 相手をフル時や無理な相談を断る時はこんな感じでお願いします。しかし笑っていたのも束の間、この三か月後、バンドのデビュー話の際 レコード会社のプロデューサーから 「ドラムとベースは入れ替えるから。顔が良くねえんだよな、やっぱりテレビ写り良くないとな」 スパッと切られた僕はベーシストと共に笑い合うことになるのでした。