最近はオーディション受けて所属が決まり、さあこれから頑張ろう!って方々に対して、まず制作サイドであるこちらから歩み寄っていかないとなかなか上手くいかない…コミュニケーションが取れない…らしいです。アーティストサイドが持っている意識が、私たちからすると小学校高学年くらいのレベルで、そのつもりで接しないとうまくいかない…音楽の知識や技術論とかテクニックとかの話では無くて、向上心や私生活においての礼儀作法に於いて大人対大人として対等に仕事ができるような関係性が築けるかどうか。そういう面でだそうです。特定のアーティスト、というのではなく、どこのレーベルでもディレクターやプロデューサーは同じように感じているようで、スケジュールが組めない、ドタキャンがあったりでブッキングが出来ない、締切りなんてとんでもない! まるでコントみたいな話は日常茶飯時です。忙しい中時間裂いてやってりゃ当日になって具合悪くなりましたぁ〜!のメールでチャラです、ってのも哀しいですが珍しい事でもなくなりましたアーティスト側もそうなんだけど制作の側、プロデューサーやエンジニア、ディレクターと言った方々にも
あてはまる事かもしれません。実際、期限ギリギリの土壇場になってから依頼があったり、こちらの予定お構いなしで「〜の件、どうなりましたか?今日の昼までなんでよろしく。」なんてのもちょくちょくです。それも電話してきたり資料揃えていらっしゃるならばまだしも、メール一本で事足らそうと思う根性も嫌いです。考えてみるにまともな常識や社会性が欠如しているからこそ芸術に特化出来るんだ!みたいな理屈がまかり通る みたいな事を語る奴もいますから(笑) 幸いにも僕の周りにはそんな連中はいません。いたかもしれませんが自然に排除されているようです。 どんなに才能が有ったとしても、誠心誠意を尽くすことが出来なければ大成しないと思いますよ。人間関係も音楽も。僕はとことん大切にしていこうと思いますから。