ため息をつくのをやめたら、吐く息の白さに気付けなくなって戸惑ったりして。
一晩で辺り一面を真っ白に塗り替える寒気団。玄関の向こうは銀世界、と言ってみれば心なしかロマンチックですが、現実問題待っているのは、雪かきという名の大仕事です。朝起きて雪かき、職場にて雪かき、帰宅する頃には、またしんしんと降り積もる雪。ええ加減にしぃや!とげんなりしつつも、街灯に照らされてキラキラ光る粉雪を見ていると、きれいだなあって思います。そうして、この寒気が過ぎたらもうすぐ春だなあ、なんて間の抜けたことを思うのです
ブレーキのかけ方が上手になった頃、色々と学んで、アクセルが踏めなくなりました。思いきりぶつかって行くっていう熱量が、空回りしているのかもしれません。そんなもので、今日も私はスリップしないかヒヤヒヤしながら運転しています。ずいぶん窮屈になったもんです、この車は。色んな人や物や自己満足を、荷台に詰め込み過ぎたのかもしれない
まだ走るには、捨てなきゃいけないものが、ありすぎる気さえして。やっと身軽になった頃には、もしかしたらエコカーが町を占領しているかもしれない。今はまだ、排気ガス撒き散らすのも悪くないのかしら。なんてね
雪かきしながら、考える
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先日、お世話になっていたハープの恩師とお話する機会に恵まれました。【内向的な楽器だから】と、没頭することのメリットとデメリットについて、私の性分も踏まえて丁寧に話して下さいました。先生の危惧してらっしゃることも凄く頷けるし、改めて自分の姿勢が甘いんだな、と衝撃を受けました
しかしながら、今やらずしていつやるんだ
どこかの誰かが言うてましたが、やらない後悔よりやる後悔。立ち止まって何もしなかった頃よりは、自分に素直になれる気がしたのです。先生から思うような応えは得られなかったけど、最後は自分で決めなさい、ということですよね
やりたいんです、気の遠くなる作業だって分かってても
今の気持ち、1年後も5年後も忘れたくないなー。