それは神様のくれた休日なのです。
私、関東へ向かう1週間くらい前になると、必ず微熱が出ます。笑
昨年の夏も、今年の冬も、そうして今もまさに微熱。微熱が出るとラッキー!と思います。これは、私の母の教えです。
【熱を出して、身体の調子をととのえているのだから、残念に思う必要はないのよ。熱を出して自分の身体をリセットして、身体の毒素を排出していると感じなさい。けっして、風邪を引くことは悪いことじゃないんだから、どんどん熱を出しなさい。そうして、神様のくれた休日だと思いましょうね】
身体が本調子ではないと、心も憂鬱になります。幼い頃から体調を崩してばかりの私が落ちこまないように、母は、風邪を引くことをポジティブなこととして教えてくれました。
例えば、風邪を引いたりすることをネガティブなこととして捉えると。
いつもの心身状態を±0だとします。
そこから一歩進んだら+1。
でも体調を崩した時は-1。
風邪を引いたときに、いつも通りのことをすると【体調悪いのに頑張ったなあ】なんて、思ったりするかもしれません。周りから心配されることで、自分の何かを保っていたり……。ときにはそんな状況もエッセンスになりますが、ずっとそれがループすると、いつまでたっても成長は出来ないと考えます。
だって、実際は-から±0に戻っただけで、進んではいないのですから。だけど私達は-の状況を作り出しては、また±0に戻ってを繰り返し、自分は辛い思いをしながらも頑張っていると思いこんだりします。現状は何も変わらないのに、-に陥ることで安堵するのです。
そんなネガティブなループから抜け出せないでいるとき、全部受け止めてしまいます。嫌なことも、辛い状況も、不安も焦りも、何もかも。
ああ、私、甘えたかったんだな。
ああ、私、心配されたかったんだな。
ああ、私、不安だったんだな。
嫉妬、嫌悪、焦燥。
何も恥ずかしがる必要はないです。誰だって、ネガティブな感情を抱きながら生活しています。隣の可愛いあの子も、姉御肌なあのお姉さんも、みんな、みーんな。きっとそうです。
私は、未熟児で生まれたからか、他の子供たちより、発達が遅かったと聞きます。知能も運動も、視力も発育も。上に書いたように、よく体調も崩しました。
保育所の年長組に上がるときでしたか。遅れている、という理由からか、同じ学年の子と一緒に上がれず、半年間、下の子たちと過ごしたことも記憶しています。
他の子と何か違うらしいけれど何が違うのか、当時は分かりませんでした。けれどただ漠然と、それを問題として受け止めずに、母は堂々とポジティブに私を育ててくれました。
私にとって、体調不良は神様からの贈り物です。
なので、今日もポジティブに身体をあっためて、ぬくぬくしながらブログを書いています。微熱満喫中なのでありました。