19 なつのおわり

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ちょっと昔の話からの今の話
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蒸し暑い時期、ハープの恩師の弟子であるhitomiさんの舞台をこっそり観に行きました。恩師はもう引退しているので、次に誰かにならうのであればhitomiさんを、と紹介してくださったのです。その兼ね合いで、どんな方なんだろうと興味が沸いてチケットを購入しました。

実際に目の当たりにしたコンサートは、とても美しかったです。それでいて遊び心溢れる、楽しい90分でした。と、同時に電話口で言われた恩師の言葉が頭をよぎる。

「向いてる向いてないで言うなら、乃里絵ちゃんはハープという楽器は向いてないと思うのよね。ちっちゃい頃から性格を見てきたけど」

恩師、いきなり爆弾発言すぎるだろう。と内心突っ込みを入れつつ、当時はまだその言葉の真意をつかめないでいた私なのです。自分を客観視するのは難しいですね。

さて、なぜいきなりこんな話をしたのかというと、私はネミューさんに入る前まで、ひっそりと内向的な音楽を続けてきました。たぶん。おそらく。笑

ハープという楽器の認知が低かったのもそうですが、一緒に演奏したり、一緒にうたったり、という機会が滅多に無かったのです。弟のようにお友達を誘って【バンド組もうぜ!】なんて柄でもなく、カラオケが大好きなわけでもなく、まあ、なんでしよう。きっとさみしかったんでしょうな。ひとりで黙々とハープを弾いたり詞を書いているのが。笑

だから、ネミューさんとご縁があって心底良かったなあ、と思うのはユニット組んで、ひとりではなくみんなで歌えたことです。そしてそして、ある程度私の演奏がまともになったら(?)渋谷プロデューサーとぜひギターのお手合わせをお願いしたいですし。ええ、何が言いたいかと言うと最近楽しいです。ということです。ちょっと焦ったりもしますが、考えもぐるぐると巡りますが、たまに落ち込みますが、私は元気です。

添付の写真は、原発付近の南海と、嶺北東尋坊の絶壁です。同じ県内でも、北と南では海の様子が全く違うのが面白いです。