12 とうしんだい

誰も触れないように、誰かが変わりに言葉をのんでくれる。甘やかしてくれる。でも同時に、そんな生易しいものではないことも感じとることは出来る。だけど、ある時は意味をもたなかったものたちも、何かの瞬間に繋がっていったりして。だから、どんなことも、どんなプロセスも、明日の自分に繋がっていけるはずなんですよね。そう思えたら、与えられたことにはチャレンジしてみたくなるのです。ぐふふ

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6月某日。地元のテレビ局からの委託バイトで、局のマスコットキャラクターの着ぐるみを着て踊ることになりました。雲行きの怪しい天候のもと、例年通り開催されたお祭りには、多くの家族連れが来てくださり

というか、ゲストがさくらまやさんでしたので、彼女の効果もあったのかしら。盛況でございました

で、当の私は彼女の熱唱をBGMに、やんちゃな子供たちに抱きしめられたりパンチされたり、それなりの着ぐるみタイムを満喫しておりました。可愛らしいOLさん軍団に「きゃあー!○○ちゃん(マスコットキャラクター)だあ!」と囲まれ鼻の下伸ばしたりしてね。笑

実際、汗ダクダクだし、身動きも制限されますし、楽しいけどキツいお仕事です。化粧落ちるし汗くさいし色気も華やかさもありません。ステージ袖で「まやちゃんのこの曲終わったら準備してねー」と言われて

憧れないわけじゃないのです。着ぐるみとしてではなく、乃里恵としてこういうステージ立ってみたいなー…とね

でもステージが終わって、控えのテントで着ぐるみを取った私に、局のアナウンサーのお姉さんが

「今日の○○ちゃんの動き、すっごいキレが良かったよ」って言って下さって

その一言が凄く嬉しかったのです。ステージでそのアナウンサーさんとの絡みもあったから、だから余計その言葉が響いたのかもしれませんね。等身大の自分。翌日筋肉痛になりましたがそれもご愛嬌。疲れたけど素敵な1日なのでした。