なんだか無性に心が落ち着かなくて、ざわざわするとき。それは、誰かと笑い合ったあと、ひとりでコーラをすすりながら家路を急ぐとき、だったりする。
そんなときに、家の玄関の前でふと、空を見上げたら、星がこれでもかってくらい瞬いていました。通称、ぶつぶつ。
《使用例》
「おはよう。昨日の夜、めっちゃ星ぶつぶつだったよ」
「そうだね。ちょーぶつぶつで綺麗だったね」
……まあ、こんな感じでしょう。
ぶつぶつの星空を眺めていたら、焦燥感など、どうでもよくなりました。ただ、綺麗だなあという気持ちだけが心を埋め尽くす。そんな夜です。
綺麗なものには敵いません。浄化というと大袈裟かもしれませんが、きっと先人も、この星空を眺めながら心を癒したに違いないと思うのです。
洗心。